Tuesday, March 30, 2010

Fairness

すべての事象には理由がある。
同時に
すべては完全なる不平等の上に成り立っている。

まてよ。

もし万物が不平等の上に成り立っていたら
それはもはや平等じゃないだろうか。

Ashiyu

開きかけた蕾が濃いピンク色をして
遠目には三分咲きにも見えるのに。

予想外の寒波。
寸止めを食らった川沿いの桜。

私の足先にも
真冬の冷たさが戻る。

今年はもう用無しかと思われたが。
初挑戦の足湯。
洗面器に足される熱い湯。

心に春を。
足先にお湯を。
そんなしょうもないことが言いたくなるくらい
気持ちいい。

Thursday, March 25, 2010

La Familia

ほんの一時的になってしまうけど
家族全員がまた一つ屋根の下に住んでいる。
実に7年ぶりのこと。

一昨日には
お隣さんちと合同で
夜中の2時までディナーパーティー。
庭でサボテンに顔面から突っ込んだ弟や
お隣の一人娘にキスしてる末弟の写真。
クリスマスパーティーにお泊りごっこ。
思い出話は本当に尽きがない。

昨日は
兄弟三人が部屋の総入れ替え。
それぞれの性格や
年功序列制度の兄弟関係は変わらずとも
一人暮らし帰りの上2人はまるくなり
ガキだった末っ子が随分大人になっていた。

時間の経過を意識せざる得なくなる。

そしてそれは
とても素敵なことのように思う。

Tuesday, March 23, 2010

Kono Coffee

最近お気に入りなコーヒーの淹れ方
コーノ式という
通常の三分の一しかお湯を注がない
つまりその液は非常に濃い

まだまだ濃い液が落ちてくるのを横目に
いそいそと切り上げる。
ビンボー症の私にはなかなか勇気のいること
 
しかしこれ
コーヒーの一番いい味と香りのみを抽出し
最後に残る苦味や臭みを抽出しないという
非常に画期的な方法

Latteにするのであれば
ミルクをフォームにしてそのまま注ぐ
ブラックで飲むなら
その液をお湯で薄めるだけ

みなさん一度お試しあれ

photographed by someone...

Monday, March 22, 2010

Laugh Out Loud

えぶが今週、福島に旅立つという。
今日まめりんと遊びに来てくれた。
別に何を話してたわけでもないのに
ひたすら笑った。
笑って笑って笑った。

えぶなんか
椅子から転げ落ちて床に這いつくばり
リアルにorzの姿勢で
チョコレートを口から吹きこぼして
茶色い歯を豪快に見せて笑っていた。

こんなに笑えるのって幸せだと思う。
高校生の頃のしょーもない話で
十年経った今もこんなに笑える。
息が止まって腹が痛くなるほど笑える。

そんな思い出とそんな友達と
本当に大事だなぁと思った。

Saturday, March 20, 2010

Chris from San Francisco

Chrisが遊びに来てくれた。
時差ぼけラーメン。

お土産に私の大好きな
Blue Bottle Coffeeをくれる。
早速飲んでみたら
やっぱりめちゃくちゃうまいんだ。

サンフランシスコが恋しくなった。

Wednesday, March 17, 2010

The Borderline

もしかしたら
あひるの死や
万物のintegrationの分野に興味を持ったり
The Lovely Bonesなんか読んでたのが
重なったからだろうか。

生きている実感があまりにも薄くて怖くなることがある。
このまま起きないかもしれないと思いながら寝るとき
お風呂で湯気に包まれて
実はこの一年の記憶全てが夢なのかもしれない
と本気で疑ってみるとき

生と死の境目があまりに曖昧すぎる。

Tuesday, March 16, 2010

Pieces

どうしてもうまくいかない。
じょうずにバランスがとれない。
いろんなことがばらばらで
ちぐはぐなすべてが
てんであさっての方向を向いている。

太平洋のどこかに落ちている
ピンクの石を探してほしいと言われるような。
ひどく途方もない感じ。

Monday, March 15, 2010

Wisdom tooth

体のほんの一部が不具合を起こすだけで
通常の思考ができなくなる。
人間の作りがあまりにも単純で
またすごく繊細なバランスの上に成り立ってることを
おもちのように膨らんだ頬をてのひらに包みながら
実感することになる。

Wednesday, March 10, 2010

days with nothing special

大好きな友人のひとりに
いつでも満開の笑顔で人生と向き合ってる素敵な人がいる。
人生のアップダウンにもまれながらも
笑顔とポジティブの姿勢を手放さない。
喜び、悲しみ、悩み、そして素直できらきらした強さ。
その素敵な人柄を形にしたような
彼女のアーティストとしての作品や紡がれる文字。
多くの人に知って欲しい。

* winebunnyちゃんのブログ *

Tuesday, March 9, 2010

snowing

春のにおいがしたと思ったんだけど。
朝から降り始めた雪は次第に本降りになり
昼を過ぎた頃から積もり始める。
気がついた時には真っ白な世界が広がっていた。
深々と降る雪を横目に、暖かいコーヒーを手のひらに包む。
しっとりした文庫本を読む。

日が落ちてからも雪は降り続き
オレンジの街灯が人足の遠退いた雪道を照らす。
雪の日の夜
街灯に照らされた落ちてくる雪の粒を見るのが好きなんだ。

Monday, March 8, 2010

54

末っ子の弟が北海道大学に合格した。
私には細かいことはよくわからないけど、なにやらすごい快挙だったらしい。
高校に入ってブレイクダンスに目覚めてしまった彼は、勉強そっちのけで踊ってばかり。
家でも人と話しながら片手で倒立してる子だった。
三年になりようやく勉強に熱が入ったところで、極めつけは三年の夏に勝ち取ってしまったブレイクダンスの全国大会。
夏休み、文字通り毎日練習があり、勉強と両立させた彼は本当にすごいと思う。
秋からの数ヶ月、寝袋で寝ながら、それこそ信じられないくらい詰めてた。
それでも模試は最後まで見事に一貫してE判定。
でも「現役生は前日まで伸びる」と信じて臨んだ試験。
なんと数学で、最後の最後にホテルでやった演習と全く同じ問題が出たそうな。
運もなんとかのつきってやつで、全てが彼に味方をしたのかもしれない。

でもこれは奇跡じゃない。私は彼の努力を見ていたからわかる。
一週間に二度も泣くことになるなんて思わなかったよ。
本当におめでとう。

Friday, March 5, 2010

Hinamaturi

ひなまつり前日、とても寒い冬空の中おひなさまを出しました。
私が生まれてから毎年欠かすことなく、
私の不在に関係なく出されてきたおひなさま。
なんとも愛しい。

そして桃の節句当日。
本当は あかりをつけましょぼんぼりに♪ をくちずさみながら
ひなあられをこっそり食べるつもりだった。

でも、そうはいかなかった。

大好きなあひるが死んだ。

私が小学生の時から一緒だったくわが死んでしまった。
ダンボールに入っておとなしいくわは
もうおばあちゃんだってのに羽が真っ白つやつやで
死んでもやっぱりべっぴんさんだった。
今にもむくっと顔を上げて、くわーって言うんじゃないかって。
なんで撫でようとしてもつつこうとしないのかって。
何も変わらないのに。
昨日まで生きてたのに。
目の前にいるのに。
死んじゃうってどういうことなんだかわからなくなった。

午前中は気持ち悪くてどうしようもなかった。
重力がいつもの何倍にも感じるほど
内臓を引っ張られてるような感じがした。

死について考えた。
そこにダンボールで横たわってるくわと
私の違いって何なんだろうと。
じゃあ、前日Costcoで買った鳥の丸焼きと
くわの違いはあるのだろうかと。
結局よくわからないんだけど
くわの死がこれだけ残された生きてる人に影響を与えること。
attachmentの重さが死の重さなのかもしれない。
つまり誰かの中で生きた重さが死の重さなのか。
てことは生=死なのか。

attachmentの大きさを考える。
星の王子様でバラかなんかが言ったこと。
you have responsibility for me because you tamed me.
みたいな話。

うーんよくわからない。
でもlove, responsibility, attachmentっていう
星の王子様theoryは実際にapplyするよと。
痛い心を抱えながら思いました。

ありがとうくわ。大好きだよ。

Tuesday, March 2, 2010

Momo

明日は桃の節句、ひなまつり。
春一番が吹いた先週から一変、北欧の冬のような重くて冷たい空気。
それでも桃の花は、春の予感を運びます。