Friday, March 5, 2010

Hinamaturi

ひなまつり前日、とても寒い冬空の中おひなさまを出しました。
私が生まれてから毎年欠かすことなく、
私の不在に関係なく出されてきたおひなさま。
なんとも愛しい。

そして桃の節句当日。
本当は あかりをつけましょぼんぼりに♪ をくちずさみながら
ひなあられをこっそり食べるつもりだった。

でも、そうはいかなかった。

大好きなあひるが死んだ。

私が小学生の時から一緒だったくわが死んでしまった。
ダンボールに入っておとなしいくわは
もうおばあちゃんだってのに羽が真っ白つやつやで
死んでもやっぱりべっぴんさんだった。
今にもむくっと顔を上げて、くわーって言うんじゃないかって。
なんで撫でようとしてもつつこうとしないのかって。
何も変わらないのに。
昨日まで生きてたのに。
目の前にいるのに。
死んじゃうってどういうことなんだかわからなくなった。

午前中は気持ち悪くてどうしようもなかった。
重力がいつもの何倍にも感じるほど
内臓を引っ張られてるような感じがした。

死について考えた。
そこにダンボールで横たわってるくわと
私の違いって何なんだろうと。
じゃあ、前日Costcoで買った鳥の丸焼きと
くわの違いはあるのだろうかと。
結局よくわからないんだけど
くわの死がこれだけ残された生きてる人に影響を与えること。
attachmentの重さが死の重さなのかもしれない。
つまり誰かの中で生きた重さが死の重さなのか。
てことは生=死なのか。

attachmentの大きさを考える。
星の王子様でバラかなんかが言ったこと。
you have responsibility for me because you tamed me.
みたいな話。

うーんよくわからない。
でもlove, responsibility, attachmentっていう
星の王子様theoryは実際にapplyするよと。
痛い心を抱えながら思いました。

ありがとうくわ。大好きだよ。

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