Saturday, February 27, 2010

No music no life?

音楽を聴いてみる。BGMとしてでなく、音楽を聴くことに集中してみる。
ネット世代の今や、パソコンで音楽を聴く時代。案外、音楽を聴くことを単独で行うのは稀少なのかもしれないことに気づく。
例えばひなたぼっこしながら、例えば窓から空を眺めながら。音楽を聴く。
そうするといろんな事が頭に浮かぶ。いつもだったらスルーしてしまうことが頭に留まる。色んなことを思い出す。昔のこと。そしてたまに何かがつながる。昔やっていた旭化成のCMのように。ピカ!Breakthrough!みたいな感じ。

とにかくEventばかりが毎日次から次にあって、慢性消化不良を認識しながらも為すすべなく日々に追われていた昔。それがやっと、徐々に消化されている感じがする。もちろん新たに積もるものもある。でもそれは、積もって積もっていつかつながって消化されるものだと信じたい。

Friday, February 19, 2010

Snowball Box

 
桃の節句を控え、コロコロ可愛らしいスノーボールの新種に挑戦。
ころころころころ・・・ひたすら丸めること数十分。

ミルクティー・黒ゴマきなこ・お抹茶の三色セットなり。
ミルクティー味には砂糖の代わりに練乳を入れたり、抹茶ときなこは香りを際立たせる為にオリーブオイルを使ってみる。
うん、なかなか悪くない。
 

Saturday, February 13, 2010

Valentine's week

バレンタインデーを明日に控え、今週はお菓子作りに奮闘。毎日外は雨と雪が交互にちらついて、北欧のクラシックが盛り上げてくれる。かんたの調子がよくないというので、元気の出るものを送ろうと俄然張り切る。
得意のスノーボールはいつもの真っ白なのに加えて、バレンタイン意識のオリーブオイル香るココア風味。それからリクエストのあったフォンダンショコラに初挑戦!Le creusetのハート型のラムカンでブランデーたっぷり大人の味に。中が焼けきらずにとろっとしてることを祈りつつ・・・。それからお得意のスコーン、それから激うまレシピ(Thanks Sophia!)バナナとくるみのケーキを焼く。
でメインは、特製免疫強化ドリンク。Ginger Yuzu honey tea。Gingerのぴりっとしたアクセントにゆずとはちみつの甘みがとってもおいしい。 これを飲んだらきっと元気になる!

今朝届いたとの連絡があって、すごく喜んでくれてたみたいでよかった。 病は気からって言うもんね。

Thursday, February 11, 2010

Scone

母がスコーンを作りたいとごねるのでレシピを出して渡したところ、めちゃくちゃおいしいスコーンが一時間と経たないうちに目の前に出された。
それに祖父作のあんずジャムをつけたら、ミルク風味のさくさくスコーンに甘酸っぱい杏の絶妙なハーモニー。結局一緒になって一週間で三度も作り、お隣さんや母の友人にお裾分けする程までに。

当然我家は朝もおやつもスコーンを食べることになった。

Friday, February 5, 2010

MOM!!

受験シーズン真っ只中。うちの弟も例に漏れず夜中まで勉強しては寝袋で寝ている。ちょっと意味不明である。
そしてもっとすごいのは母である。一部の方はご存知かと思うが、常にテンションがマックスのうちの母。末っ子の合格を願うばかり、カツ(勝つ)、福神漬け(福と神でなんかよさそう)、レンコンやドーナッツ(見通しがいい)なんてのは序の口、こあらのマーチ(寝てても木から落ちない)、キットカット(きっと勝つと)、「ウカール」と書かれたカール、「たまごうかく」と書かれた卵、いよかん(いい予感)、「受カレー」と書かれたカレーコロッケ・・・・ など、よくもそんな見つけるな、と思うほど毎回買い物に行くたびに買ってきては見せびらかしている。はぁ~よかったね。とみんなに流されるのも構わず、これで受かるね!とはしゃいでいる。幸せな母である。たぶんそれだけ愛されてる弟も案外幸せなんじゃないかと思うこの頃です。

Monday, February 1, 2010

Kafka on the shore

海辺のカフカが突発的に読みたくなった。
前回読んだ時は、かなり混乱の中でストーリーが強制終了した気がしてなんか腑に落ちなかった。今回も全てがすとんと落ち着いた感は一切ないものの、なんかそれなりに尾の引きようも悪くないし、なにせ俺っちとナカタさんとカーネルサンダースが面白くて、考える余地を与える作品としてすごくいいものなんじゃないかと思えた。

「世界のあらゆるものはメタファーだ」を引っさげた哲学思想的要素があらゆるところにちりばめられた長編だったため、とにかく1000ページを読み切るのに体力の消耗が激しかったことは間違いない。抜粋したい程、それ単体で十分一冊分の作品として成り立つような深い哲学思想がふんだんに盛り込まれ、ひとつひとつ細く狭く深い所にもぐって行ったと思ったら、今度はぐーーっと引いたところから見渡す。村上さんの頭はどうなってるんだと言いたい。作者本人を前面に押し出した作品に思う。

つまり彼の難解な長編、これ自体がメタファーということなんだろう。

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)