今日も雲ひとつ無い冬晴れ。午前中は、二階の日当たりのいい場所で、無駄に幅をきかせているブルブルダイエットマシーン(50万くらいする代物らしいが、一度も使われてるのを見たことが無い)を横目に村上春樹、河合隼雄に会いにいく という対談を読んだ。村上春樹の世界も独特だが、それに対応してる河合隼雄、二人の対話は理解し得ない部分も多かったものの、物を深く考える事についてちょっと考えることになった。
そして、何よりもそそられたのが、実は私の完全な妄想だったことは先に言っておきたい。
両者とも興味のある方で、その二人の対談というだけでも十分に魅力的なのだが、今回彼らの対談した場所が京都であったという。想像していただきたい。京都の老舗旅館の料亭で、和服を着た両者が京料理とお酒を嗜みながら、和やかに、渋く、緩く、気を許しつつも気品のある温度で向かい合う。そこで紡がれる思想。Saint-Germanのカフェで実存主義に対する意見を戦わせたというサルトルやヴォ-ヴォワ-ルの話を聞いた時と似たような崇高さを感じさせた。
いつか、京都の料亭で誰かと対談したいのものである。まあ、おしゃべり京都旅行、と言った方が早いのかもしれない。
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