末弟が北海道に旅立った。
朝5時半の出発で
私は寝ぼけ眼に手を振りながら
ピンクに染まった朝焼けがやけに印象的だった。
小さい頃
まだあの子が小学生の頃
私がアメリカに行ってから初めて帰国した夏
遊びに行こうと玄関で靴を履いてた私に
弟は貯金箱らしきキャラクター物のプラスチックの箱から
おもむろに500円玉を取り出し
私に差し出した。
お姉ちゃんもう日本のお金もってないでしょ?
泣ける。
本当に泣ける。
わたしはかつて一度
そのプラスチックの箱から
一枚か二枚しか入ってない
500円玉の一つを盗んだことがある。
なんでそんなことしたのかは覚えていない。
でも
胸をぎゅうっと締め付けたあの感触だけは
鮮明に覚えている。
愛おしいと思うときは
決まって遠く離れてしまっている。
そうだ、北海道へ行こう。笑
ワルッ(笑)。
ReplyDeleteここはちょっと甘酸っぱい回想シーンの予定なんですが・・・。笑
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